香港大火災で3ヵ月の赤ちゃんを救ったフィリピン人家政婦の行動が英雄レベル | ありのまま!フィリピンニュース@セブ島発信

香港大火災で3ヵ月の赤ちゃんを救ったフィリピン人家政婦の行動が英雄レベル

画像参照元:https://www.thestandard.com.hk/hong-kong-news/article/318110/Heroic-Filipina-helper-who-shielded-3-month-old-baby-with-her-body-fights-for-life-after-Tai-Po-fire
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2025年11月26日に香港の大埔(Tai Po)地区で発生した大規模火災で、生後3か月の赤ちゃんを救出したフィリピン人家事労働者のRhodora Alcaraz(ロドーラ・アルカラス)さん(28歳)の容態が安定したことが確認されました。

現在の容態

フィリピン総領事のRomulo Victor Israel Jr.氏が12月1日(月曜日)に発表したところによると:

  • 11月30日(日曜日)に直接会話が可能になり、状態が安定
  • バイタルサインは安定しており、予後は良好
  • 数日以内に更なる改善が見込まれ、退院できる見通し

Israel総領事は11月29日(土曜日)にも訪問しましたが、その際はまだ挿管されており鎮静状態でした。しかし、彼女は目を開けて「親指を立てる」ジェスチャーで反応を示したといいます。翌日には挿管チューブが外され、火災当時の状況について話すことができました。

英雄的な救出行為

Alcarazさんは香港に到着してわずか数日の新人家事労働者でした。レベル5の大火災が発生した際、彼女は:

  • 濡れた毛布で赤ちゃんを包み込み
  • 炎と濃い煙の中、数時間にわたり赤ちゃんを自分の身体で守り続けた
  • 逃げずに赤ちゃんの命を最優先に行動
消防活動

海外労働者福祉庁(OWWA)は彼女を「現代の英雄」と称賛し、「フィリピン人の思いやりと勇気の模範」と評価しています。

Alcarazさんは、自分が世話をしていた赤ちゃんの安否を非常に心配しており、病院でも「赤ちゃんがどうなったか知りたい」と繰り返し尋ねていたとのことです。

火災の全体状況

被害規模

  • 死者数: 少なくとも128人(1948年以来、香港で最悪の火災)
  • 行方不明者: 約150人
  • 入院患者: 40人以上(うち19人が重体)
  • 身元未確認: 44体の遺体がまだ身元確認待ち

フィリピン人被災者

  • 死亡: 1名 – Maryan Pascual Estebanさん(Cainta, Rizal出身、10歳の息子を残して)
  • 負傷: 1名 – Rhodora Alcarazさん(現在安定)
  • 無事確認: 84名のフィリピン人
  • 確認中: 7名

火災の原因と問題点

予備調査によると:

  • 保護ネット部分から出火
  • 可燃性の発泡ボードと竹製足場により急速に延焼
  • 全8棟の警報システムが故障していたため、住民は互いに警告し合うしかなかった
  • 当局は火災に関連して11人を逮捕

建築部門は調査継続中、30件の民間建設プロジェクトを一時停止しました。

フィリピン政府の支援

移民労働者省(DMW)のHans Leo Cacdac長官は、Estebanさんの遺族を訪問し、フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領からの哀悼の意を伝え、全面的な支援を約束しました。

Estebanさんの10歳の息子は、「消防士になって、火事で誰も死なないようにしたい」と語ったと報告されています。

まとめ

自身の命すら危うい危機的状況で

我が子でもない、雇用主の子供を

命懸けで守った彼女の行動は

称賛という言葉では表しきれない・・

世界では戦争で人と人が争う中、

この素敵なニュースが広まって欲しい

教訓:フィリピン人女性はつよし~

現場からは以上です!

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