フィリピンでは毎日47人、年間で27,000人以上がアルコールが原因で死亡しており、公衆衛生上の深刻な危機！！
主な健康リスク
フィリピン保健省(DOH)のテオドロ・ヘルボサ長官は、「安全なアルコール摂取量はない」と強調し、以下の問題を指摘しています：
- 交通事故: メトロマニラでは、飲酒運転が運転手の死亡と負傷のリスクを大幅に増加させており、年間12,000人の道路利用者が交通事故で死亡し、その約3分の1がアルコール関連事故
- 肝臓疾患: アルコールによる肝臓損傷が死亡者数増加の主な原因
- 心臓病とがん: アルコール摂取により心疾患とがんが劇的に増加
経済的損失
国際連合とWHOの2024年の報告によると、アルコール被害による経済的損失は莫大であり、健康税の中でもアルコール税は最も活用されていない可能性を持つとされています。
2019年には約４万人のフィリピン人がアルコール（関連）の原因で亡くなりました。
フィリピンでは、15～49歳の間で、アルコールは疾病負担の3番目に大きなリスク要因です。
税引き上げの提案
健康擁護団体と市民社会組織は、以下を求めています：
- 年間6.5%の価格上昇: アルコール飲料の価格を毎年6.5%引き上げ
- 1杯あたり25セントの増税: 新税率は飲料の種類に応じて29〜32セントの範囲
- 段階的増税スケジュール: プレミックス飲料への課税を2027年に103ペソ、2030年には201ペソまで段階的に引き上げ
現行の税制
フィリピンのアルコール製品に対する物品税は、2025年1月1日に6%増加し、今後も年率6%で増加し続ける予定です。
包括的な対策
保健省は税引き上げに加えて、以下の政策を提唱しています：
- 公衆衛生警告ラベルの実施
- アルコールの入手制限の強化
- アルコールマーケティングの包括的禁止
- アルコール依存症に苦しむ人々への支援（国立精神保健センター危機ホットライン：1553）
世界保健機関(WHO)の見解
WHOは、アルコール価格を50%引き上げる税制が、50年間で2,100万人以上の死亡を回避できると主張しています。
「安すぎて、致命的(So cheap, so deadly)」というスローガンは、フィリピンにおけるアルコールの安価さと、それがもたらす深刻な公衆衛生上の危機を象徴的に表現しています。政府と健康擁護団体は、より厳格なアルコール規制と大幅な税引き上げを通じて、この危機に対処しようとしています。
まとめ
もともとフィリピンのお酒は激安で、
タバコも含む庶民（低所得者）たちの、
嗜好品を安くすることで、
超格差の不満への、はけ口のため用？と
深読みしてしまうほど昔は安かった・・
今では健康のためと言うよりは物価高で
じわりじわりと値上がってきている！
今後、庶民たちはどうやってはけ口を
見つければよいと言うのでしょうか・・
飲酒運転は、ちゃんと取り締まってね
教訓：暴動が起きない程度の価格帯に～
現場からは以上です！
セブ島ボホール島オプショナルはこちら
セブ島ボホール島レンタカーはこちら
最新↓ホームページ↓【２０２５年～】
※旧↓ホームページ↓【～２０２４年】
フィリピンニュースはこちら
