事件の概要
フィリピン宇宙機関(PhilSA)は2025年12月12日、中国の長征12号ロケットの打ち上げに伴い、残骸がパラワン島近海のフィリピン領海内に落下した可能性があると警告を発表!
打ち上げと落下予測地点
12月12日午前7時頃(フィリピン標準時)、中国の海南省文昌にある海南国際商業打上センターから長征12号ロケットが打ち上げられました。
写真↓は過去ニュース(2025年7月15日)
PhilSAの発表によると、ロケット残骸は以下のフィリピン群島水域内に落下したと予測されています・・
- プエルト・プリンセサから約23海里(約43キロメートル)の海域
- トゥバタハ礁自然公園から約21海里の海域
トゥバタハ礁はユネスコ世界遺産に登録されている保護海域です。
住民の証言と音響現象
打ち上げ直後、プエルト・プリンセサの住民から大きな爆発音や激しい振動を感じたとの報告が相次ぎました。SNS上では窓が揺れる様子や、空に白い煙の軌跡が残っている様子が投稿されました。
フィリピン軍西部司令部(WESCOM)の調査により、これらの音響現象は残骸の陸地への衝突ではなく、ロケットの超音速上昇と上段部分の分離による音速ブームと大気衝撃波であることが確認されました。
安全上の懸念と警告
PhilSAの警告内容
PhilSAは以下の点について警告を発しています:
- 残骸は陸地や人口密集地には落下しないと予測されている
- 船舶、航空機、漁船などが落下予測区域を通過する際は危険が伴う
- 一部の残骸は海面に浮遊し、近隣の海岸線に流れ着く可能性がある
- ロケットの上段部分が宇宙から制御されない再突入を行う可能性がある
有害物質への注意
PhilSAは、発見された残骸について以下の警告を発しています:
- 残骸を回収したり接触したりしないこと
- ロケット燃料(ヒドラジンなど)の有毒物質の残留の可能性がある
- 疑わしい残骸を発見した場合は、地元当局に通報すること
当局の対応
安全措置
- 民間航空局(CAAP)と連携し、**航空情報(NOTAM)**と海上警報を発行
- 打ち上げ時間帯に予測落下区域への航空機と船舶の進入を厳禁
- フィリピン海軍が警戒態勢に入り、被害の有無を監視
現在の状況
正午までに状況は安定し、WESCOMは以下を確認しました:
- 死傷者の報告なし
- 構造物への損害なし
- フィリピン責任海域内での海上事故なし
中国国家航天局(CNSA)は打ち上げが成功したと発表し、ロケットは計画された軌道に沿って飛行し、損害や不測の事態は報告されていないとしています。
背景
この事件は、12月に入って2回目の残骸警告となります。今月初めにも長征8Aロケットに関する同様の警告が発出されていました。
PhilSAは引き続き状況を監視しており、パラワンの漁業コミュニティに対して警戒を続け、金属製の残骸を発見した場合は直ちにフィリピン沿岸警備隊に報告するよう呼びかけています。
まとめ
フィリピンへの対応を見ても分かる通り
弱さや隙を見せると中国はつけあがる・・
日本は弱い訳では無いが、法の縛りがあり
周辺国への配慮をおこなえる文明国なので
野蛮な中国には毅然とした態度で対応して!
教訓:いじめられっ子のフィリピン
今はじっと耐えてますがいつかナメンナヨ
現場からは以上です!
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