事件の概要
フィリピン・バギオ市の地方裁判所が、カトリック教会の未成年学生を強姦した罪でローマ・カトリック司祭に有罪判決!!
バギオ市地方裁判所は2025年12月17日、マーク・エリス・バトルネ神父に対し、強姦罪3件で有罪判決を下し、各罪状につき最高40年の懲役刑(reclusion perpetua:20年1日から40年の刑期)を言い渡しました・・
事件の詳細
被害者:当時16歳の女子学生(教会の奨学生)
犯行日時:2023年3月8日、3月12日、3月28日の3回
犯行場所:バギオ市の司教館敷地内の屋根裏部屋(被害者が住んでいた部屋)
結果:少女は最終的に2023年4月3日に司教公邸を去った・・
被害者は教会の奨学生として、昼間は学校に通い、司教館で神父たちのために料理や清掃をしていました。裁判記録によると、バトルネ神父は3月8日と12日の最初の2回の襲撃時にナイフを持っていたとされる・・
裁判の経過
- 2023年5月初旬:被害者が勇気を出して学校の校長に被害を報告!
- 2023年5月4日:校長と教師たちが被害者をベンゲット州の実家に連れて行き、両親に事実を伝える・・
- バトルネ神父は逮捕状が発行されたことを知り逃亡~
- 2024年6月25日:約1年の逃亡生活の後、自首
- 2025年12月17日:有罪判決(モデスト・バフル判事による判決)
バトルネ神父は一貫して容疑を否認し、「自分が犯していない罪で投獄されることが怖かった」と弁明しましたが、裁判所は被害者の証言を信用し、有罪と判断しました。
判決内容
- 刑期:各強姦罪につき終身刑(reclusion perpetua)
- 損害賠償:各罪状につき
- 民事損害賠償金:75,000ペソ
- 精神的損害賠償金:75,000ペソ
- 懲罰的損害賠償金:75,000ペソ
- 判決確定から全額支払いまで年6%の利息付き
- 国立刑務所への移送命令
被害者の声
判決後、被害者は声明を発表しました(イロカノ語から翻訳):
「多くの人が私を信じてくれませんでしたが、裁判所が私の話を聞いてくれて嬉しいです。両親、ソーシャルワーカー、そして無償で私のために戦ってくれた弁護士たちなど、この訴訟で私を支援してくれたすべての人に感謝しています。今は心配から解放され、この訴訟が終わった今、人生の新しいスタートを切れることを願っています。」
背景
バトルネ神父はバギオ教区の財務担当官であり、教会が運営する人気ラジオ局の局長も務めていました。この事件は、近年バギオ教区を襲った最初の大きなスキャンダルとされています。
裁判所は、被害者が司教館を去り、奨学金を放棄し、和解交渉を拒否したことから、「彼女は正義を得るために訴訟を起こした」と結論付けました。
まとめ
カトリック国で司祭神父の証言が優位に働きそうだが
16歳の少女の証言を信じた裁判所の正義ある判決には
神様も実捨てたものではないと思った次第です・・
奨学生という事は優秀な学生ということ
これから先の彼女の未来に幸あれと願うばかり!
教訓:司祭と言う仮面を被った獣にご注意~
現場からは以上です!
セブ島ボホール島オプショナルはこちら

セブ島ボホール島レンタカーはこちら

最新↓ホームページ↓【2025年~】
※旧↓ホームページ↓【~2024年】
フィリピンニュースはこちら







