最新の情報によると、複数のフィリピン人女性の被害者が、外国人とフィリピン人採用業者6名に対して適格人身取引(Qualified Trafficking)の刑事告訴を提起しています。この事件は2025年に明るみに出た国際的な人身取引ネットワークに関連しています。
「人身取引(性的サービスや労働の強要等)」とは、暴力、脅迫、誘拐、詐欺などの手段を用いて、支配下に置かれたり、引き渡されたりして、売春や性的サービス、労働などを強要する犯罪であり、重大な人権侵害です・・
事件の概要
被告人(6名)
- Adel En Nouri – ロンドン在住のイタリア人(主犯格)
- Norminda Sope Esperila – フィリピン人採用者
- Angelito de Guzman – フィリピン人採用者
- Fatima Arfaqui – UAE採用担当者
- Yuness En Nouri – 共犯者
- Mohammed En Nouri – 共犯者
被害者女性2人は、2025年1月10日にSMシティ・リパで販売員として働いていた・・
被害者たちは当初、Facebookページの求人広告に惹かれました。これは海外で働く家事手伝いの募集広告でした。生活を改善したいと考えた彼らは、その投稿に応募し、その後面談の予定が組まれました。
最初の会議はSMシティ・バコールのコーヒーショップで開催され、人事(HR)スタッフであると自己紹介したフィリピン人採用者のEsperila氏とde Guzman氏2名が出席・・
告訴の状況
この人身取引ネットワークに対して、少なくとも3つの異なる司法管轄区で複数の訴訟が提起されています:
1. リパ市検察局(Lipa City)への告訴
- 2025年10月 – 新たに2名の被害者が追加告訴
- 罪状:適格人身取引、重大な不法監禁
2. バコール市検察局(Bacoor City)への告訴
- 2025年9月19日 – 3名のフィリピン人求職者が告訴
- 罪状:適格人身取引
3. パサイ市検察局(Pasay City)への告訴
- 2025年9月7日 – 2名のフィリピン人女性が告訴
- 被告には別の外国人も含まれる(英国系インド人Centvin Menez)
犯罪の手口
偽りの海外就職勧誘
- SNS広告:FacebookページでNouri International Placement Agency/Tamber International Placement Agencyとして勧誘
- 虚偽の約束:UAE、ヨーロッパでの販売員職、月給80,000ペソ、無料宿泊施設
- 違法な手数料徴収:80,000~100,000ペソの配置料、追加で50,000ペソの航空券代
性的搾取への移行
- 被害者を「バーチャルアシスタント」として事務所に呼び寄せる
- 携帯電話を没収し、移動の自由を制限
- 外国人顧客とのビデオ通話で猥褻行為を強制
- 銃で脅迫し、応じない場合は雇用キャンセルと前払い金没収を警告
- 約束の報酬(1回5,000ペソ)は支払わず、配置料の返済に充てると主張
被害者の証言
「私たちは何度も平手打ちされ、夜にAdel En Nouriから電話があったら、どんな要求も拒否してはいけないと言われました」
「暴言や搾取を含む深刻な言葉の暴力に耐えた」と主張し、外国人とのビデオ通話が終わるまで睡眠も休息も与えられなかった・・
「10日間、外国人顧客に見られながら、カメラの前で服を脱ぎ、性行為をさせられました・・」
「もし従わなければ、辱めを受け、写真を流布すると言われ、安全のために、彼らの命令に従うしかありませんでした・・」
許可なくオフィスを離れることは許されず、携帯電話も没収された・・
警備員が他の顧客と話している間に、被害者は代理店のオフィスから逃げ出すことに成功「私たちは密かに脱出し、すぐに家族の助けを頼んで当局に通報した」
まとめ
ご存知の通りフィリピンは海外出稼ぎが、有名な国でリクルート詐欺が、後が絶たないことは事実です。しかし給料で揉めたり仕事内容が異なり、行った先でトラブルになる事が通例で、行く前の国内で搾取されるケースは、今後増えていくのでしょうか・・
私の周りでも、もちろんのこと・・
フィリピン関係者の人の周りにも、
海外へ行きたいと言っている、
フィリピン人の知り合いがいるはず!
様々な詐欺に遭わないように、
相談に乗ってあげてください・・
教訓:海外・好待遇・高収入!の甘い罠~
現場からは以上です!
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