フィリピン通貨○○紙幣に変更か?
日本のお札にも使われている・・
とうとうアバカを廃止するのか?
フィリピン紙幣は、綿とアバカで
(アバカとは麻のような繊維の元)
製造されているのですが・・
海外でも流通が増えてきている
ポリマー紙幣を検討し始め
フィリピン名物?の汚いお札から
おさらばとなるでしょうか・・
アバカは、別名マニラ麻とも呼ばれる。
厳密には、麻はアサ科で・・
アバカ(Abaca)はバショウ科で
野生のバナナの仲間だそうですよ
日本では、アサ科のアサ以外にも
麻に似た繊維の採れる植物全般を
麻とよんできた歴史があるそうです。
スペイン統治下では砂糖タバコと並び
重要な輸出品だったマニラ麻・・
1830年代はロープの原料として人気で
アメリカでロープに加工されていた程!
まだ化学繊維が無かった時代ですね・・
1900年代に入ると、多くの日本人が・・
フィリピンミンダナオ島ダバオに移民!
そう、ドゥテルテ大統領の御膝元ですよ
(以下、栽培から加工までの工程ビデオ)
アバカ栽培のため、最盛期には2万人!
ジャパニーズ・タウンとして賑わうも
敗戦後は農園も接収・返還で衰退する。
その後、需要もロープから・・封筒や
コーヒーフィルター、コンデンサー絶縁体
産業用特殊紙の原料として見直され・・
(アジア風のバックや家具でも人気!)
紙幣の原料にもなり、フィリピンや
日本の紙幣にも採用されているですよ
やっと紙幣の話しに戻れた・・w
さてフィリピン紙幣の汚い原因は、
財布も持たない貧困層はポッケにクシャクシャ
南国で暑いので、汗でベトベト・・
市場では、肉や魚を触った手のまま
お釣りを渡され・・血生臭い~
時には手渡しでは無く肉魚の上に~w
そう、お金は血と汗と涙の結晶なのだ!
グチャグチャの割には、もつとは思ったが
やっぱり他国と比べれば長持ちしない?
フィリピン中央銀行は、変更を検討~
いまどきはポリマー紙幣で、長持ち~
(ポリマー:プラスチック素材)
紙の2.5倍の強度で、偽造防止も強化!
プラスチック素材と言うことで
環境によろしくないのでは思いきや
寿命が来たら別のプラスチックに再生~
短所は、コストが高いことですが・・
長持ちするのでランニングコスト良し!
(電球からLEDに変更時と同じ感じ~)
もう一点、手触りが異なり読み取りが
難しいのか、自販機でトラブルも・・
紙幣計算機も特殊なものが必要となり
大量に自販機がある日本での導入は
大きなハードルとなりそうですね・・
そもそも、日本は紙の文化!
(いまだにFAXがある国w)
紙幣を大切にするのも日本独自で
ペーパーレス化がなかなか進まない
さて、ところかわれば・・海外では
ピン札=流通していない=偽札扱いw
一方、フィリピンには自販機少なく
導入のハードルは低そうです・・
他国では、使用頻度・劣化の激しい
紙幣からテスト導入する事もあり
先日、20ペソを紙幣からコインにした
あのタイミングでポリマー化すれば
本当は良かったんですが・・
コインの種類を増やすと、公共交通
三輪バイク・相乗りバス等々・・
薄暗い中での支払いが難しいのです。
最後の紙幣変更は、2010年で・・
その前は25年も変わらず1985年以来、
今回、まだ周期が短いですが・・
フィリピン名物?のきたない紙幣はw
変更されるでしょうかね・・
引用元
BSP to test peso bills made with polymer, not abaca
https://business.inquirer.net/333174/bsp-to-test-peso-bills-made-with-polymer-not-abaca
【フィリピンの麻?】「マニラ麻」として世界に知られた フィリピンのアバカ
https://cannavi-japan.com/2020/12/02/history15/
マニラアサ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A9%E3%82%A2%E3%82%B5
ポリマー紙幣
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%9E%E3%83%BC%E7%B4%99%E5%B9%A3
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