ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)従業員ネットワークは9月30日セブ島で発生した、マグニチュード6.9の地震の際に、セブ州に拠点を置くコールセンター、企業30社に対し労働安全衛生法違反の疑いで、正式な苦情申し立てを行った!一体その時、何が起こっていたのか・・
主要な事件の概要
苦情申し立ての詳細
- 申立団体: BPO Industry Employees Network (BIEN)-Cebu
- 申立先: 労働雇用省第7地域事務所(DOLE-RO7)
- 対象企業: 当初10社、後に30社のBPO企業
報告された安全違反内容
強制労働の継続
- 安全点検や許可なしに即座の業務再開を要求!!!
- 地震発生中も従業員にコール業務を継続させた企業
- 地震後30分以内に業務復帰を命じた企業・・
SunStar DavaoBPO WORKERS TO FILE COMPLAINT OVER QUAKE SAFETY LAPSESThe BPO Industry Employees Network (Bien)-Cebu will file a complai...
政府の対応
労働雇用省(DOLE)の措置
- 2025年10月6日、セブの1社のBPO企業に業務停止命令を発出
- 職場安全および災害対応計画の不備により「差し迫った危険」にさらしたと判定
- 違反項目:
- 緊急・災害対応計画の欠如
- 地震関連のリスクアセスメント不備
- 安全衛生委員会の不適切な運営・・
Peso WeeklySeveral Cebu-based BPO firms are under fire after reports that employees were allegedly forced to keep working during an...
9月30日の地震後、帰宅した従業員は未払いとみなされ、出勤手当は剥奪され、停職処分となりました。翌日も職場に戻らなかった従業員は無断欠勤とみなされました。中には、ソーシャルメディアでこの状況について発言することを禁じるメモに署名させられた従業員もいました・・
また別の企業では、従業員は地震発生直後から業務再開を命じられ、中には安全に関する覚書や許可もなしに、発生から30分も経たないうちに職場に戻った者もいた。このグループは、出勤を拒む従業員に対し、釈明命令、行政処分、出勤インセンティブや福利厚生の剥奪など、多くの報復措置が取られた事例を複数報告している・・
地震後も安全上の懸念を無視して働き続けるために、2倍の給料を提示されるのは未だしも、ある企業では非常口が塞がれていた・・単にブラック企業という言葉では、済まされない異常な状況は、まるで詐欺拠点のような奴隷扱い・・
ビエンベニード・ラゲスマ労働雇用大臣のコメント
「職場が安全でないと感じる場合、労働者を強制的に出勤させることはできません。安全への恐れや健康上の懸念という正当な理由に基づく拒否や不出勤に対して、企業は懲戒処分を科すことはできません・・」
結果、DOLE地域事務所7は、労働安全衛生(OSH)プログラムに地震などの自然災害時の緊急事態および災害への備えと対応計画が示されていないことを発見し、BPO会社に対して停止命令を出した!!
セブ島は本当に地震が少ないエリアで、
地震に対する対応マニュアルの欠如が、
ここでも露呈してしまったニュースでした。
セブではコールセンターの従業員が多く、
どの様に落ち着くのか気になるところ・・
教訓:地震も苦情も、早く落ち着いて~
現場からは以上です!
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