フィリピンの航空業界は、セブを首都マニラに次ぐ主要な航空ハブとして確立することで、国内航空網の分散化と南部地域の経済発展を同時に実現しようとしている・・
マクタン・セブ国際空港(MCIA)のデュアル滑走路システムの完成、主要航空会社による路線拡充、そして政府の大規模なインフラ投資により、セブは2028年までにアジア地域の重要な航空拠点として確固たる地位を築くことを期待!
この戦略的転換は、フィリピン航空業界の成熟と、地域経済発展への包括的なアプローチを示すものとして注目されている・・
セブが航空ハブとして注目される理由
戦略的立地と経済成長 マクタン・セブ国際空港(MCIA)は、フィリピンで2番目に利用者数の多い空港として、ビサヤ諸島とミンダナオ島を世界の他の地域と結ぶ重要な中継地点の役割を果たしています。
セブの戦略的な立地、成長する経済、そして強力な観光の魅力が、首都圏マニラ以外の理想的な代替ゲートウェイとしての地位を確立・・
旅客数の増加 2025年1月から7月までの期間において、MCIAは686万人の乗客を処理し、その内訳は国内便が516万人、国際便が169万人だった・・
特に7月には国際便の利用者数が19%増加し、今年最高の月間成長率を記録!!
航空会社の投資と路線拡充
エアアジア・フィリピンの拡大計画 エアアジア・フィリピンは、2025年11月15日からセブハブを再開すると発表しました。この拡充には以下が含まれる・・
- 国内線新路線:ダバオ、カティクラン、イロイロへの便
- 国際線新路線:クアラルンプールとマカオへの接続便
エアアジアの最高商務責任者アマンダ・ウー氏は、「セブは私たちのフィリピンでの次の成長段階における要石です。
ビサヤ諸島とミンダナオ島全域からの国内フィーダー路線をマカオやクアラルンプールのような国際ゲートウェイに接続することで、地域コミュニティとより広い地域との間により強固な橋を築いています」と述べた・・
その他の航空会社の動向
- ブリスベーン直行便:2025年12月からセブ-オーストラリア(ブリスベーン)間の直行便が開始予定
- セブパシフィック航空:2024年に17機の航空機を受領し、2,450万人の乗客を輸送(2023年比17%増)
インフラ整備の大幅な進展
デュアル滑走路システムの完成 マルコス大統領は2025年1月30日にMCIAの第二滑走路の開通式を主催し
「2028年までに代替並行滑走路が元の滑走路と同時に使用されることを期待しており、急速に進化・成長する航空業界の需要に応えるためのより大きな効率性と容量を確保します」と述べた・・
主要な改善点:
- 滑走路長:2.56キロメートルの新滑走路
- 年間処理能力:最大1,800万人の乗客(デュアル滑走路運用時)
- 容量増加:両滑走路運用時に25%以上の容量増加
- 運用開始:2025年7月18日に第二滑走路が正式開業
政府の航空インフラ投資計画
マルコス大統領は航空インフラプログラムの下で、77億ペソ(約140億円)を2025年予算に計上し、全国15の空港のアップグレードを実施すると発表しました。このプログラムには以下が含まれます。
- 滑走路、誘導路、ランプの建設・修復・改良
- 管制塔と旅客ターミナルの整備
- 最新の航法機器の導入
業界専門家の見解と将来展望
**セブ航空サミット2025**では、航空業界の将来について重要な予測が示された・・
- ボーイング社の予測:2044年までに240万人の新しい航空専門職が必要(パイロット66万人、技術者71万人、客室乗務員100万人を含む)
- エアバス社の予測:同期間に世界の航空機フリートがほぼ倍増
地域経済への影響 セブ州知事パメラ・バリクアトロ氏は、「航空は単なる産業以上のものです。それは生計手段であり、成長の推進力であり、我々の若者が困難を乗り越える機会なのです」と述べ、航空業界の経済的重要性を強調~~
競合との比較:マニラ対セブ
マニラの状況
- ニノイ・アキノ国際空港(NAIA)は2024年に民営化され、第5ターミナルの建設計画が進行中
- 新マニラ国際空港(NMIA)プロジェクトも並行して進行
セブの優位性
- 既存のデュアル滑走路システム(2028年までに完全運用)
- フィリピン初の同時並行滑走路運用空港
- ビサヤ・ミンダナオ地域への戦略的なアクセス拠点
多くのセブ島旅行者たちは直行便を望む!
過去にマニラ経由で嫌な思いをした人・・
また見聞きしてマニラ経由を敬遠する人・・
教訓:これからはセブ経由でフィリピン各地へ
そしてアジア各地へ行ける便利な立地も魅力~
現場からは以上です!
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